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1 都会での生活
2 活躍するほど不安定に
3 人が好きなのに一緒にいられない
4 初めて「具合が悪くなる」ことを人に話せた
都会の生活
私の場合は、「都会での社会人生活」という華やかな日常もあり、しばらくは体調も良く過ごしていました。
周りは何もかも理想どおりで楽しく、自分もその中に背伸びして飛び込んでいきました。
沢山食事も誘ってもらって、熱く仕事の話もして、仕事を早く一人前にこなしたくて積極的に何でもチャレンジしました。
しかし、初めての 都会での「一人暮らし」や、 「仕事」「責任」「人間関係」など、頑張りすぎたのか、二年目に電車に乗れないほどの”発作”が出てしまいました。
仕事は好きだし、先輩や仲間も好きだし、楽しいのに、誰とも一緒にいられない日々。
また一人の毎日に逆戻りです。
活躍するほど不安定に
「バリバリ仕事したい」「活躍したい」と思っているのに、一方で「こころ」も「からだ」もついてこない。
役職をもらって、プロジェクトを任せてもらって、やりがいがあって楽しいのに、目標があるのに、いつも途中で電池が切れたかのように急に発作に襲われ、あっという間に普通に生活できなくなっていきました。
動悸からはじまり、過呼吸になり、呼吸が浅く速くなり、目の前が見えない。
立っていられないし、座っても駄目だし、お腹も痛くなって、汗が噴出す。
このまま、死ぬのかなぁ……と意識が遠のく前に、この頃から「部屋を出て一人になれる場所」を、社内や通勤途中に沢山確保するようになりました。
人が好きなのに一緒にいられない
一人でいると、全く発作は出ない。
だけど私自身は人と過ごすのが好き。
彼氏といたいのに、緊張する瞬間が増えてきて、不安が募り、デートなのにケンカも増え、とうとう自分から別れを切り出すことになってしまいます。
会社の屋上から見た景色には、有名企業が並んでいたりと、充実した日常が見えているけど、その世界に自分だけいられないような感覚。
みんなはどんなふうに自分を見ているんだろう。
おかしい人って思われてるだろうな、駄目な奴って思われてるだろうな……と本当に辛い時期でした。
- 電車、バス、飛行機など乗り物に乗れない
- エレベーターなど狭い空間が怖い
- 車で人と乗り合わせるのが辛い
- 会社の朝礼、会議、打ち合わせ、プレゼンテーションに参加できなくなる
- 人と同じ空間にいると緊張と不安しかない
- 朝起きられない、夜眠れない
- 集中力がない
- いつもそわそわして落ちつかない
- 常に不安か悲しい、悲劇的
- 何をしていてもだるい
- 日曜日の夕方になると猛烈な不安感に襲われる
- 出勤が怖い
- 休みの日に人に会いたくない
- 本当はみんなと旅行とか行きたい
- とにかく寂しい、孤独
初めて「具合が悪くなる」ことを人に話せた
中学時代からずっと具合が悪かったのに、誰にも言わず、ごまかしながら大人になってしまい、とうとう仕事も生活もできなくなっていきます。
当時は19歳。
身近な先輩に初めて「具合が悪い」「電車に乗れない」「発作みたいになって息ができなくなる」と初めて打ち明けたときに、「それは『心療内科』に行ったほうがいいよ!」と大病院を教えてくれて、はじめて「パニック障害」と病名をもらったときには、とても嬉しくて、一気に雲が晴れたような、爽快な気持ちで帰路に着きました。
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「パニック障害(パニック症)」に限らず、生きづらさを抱える方のカウンセリングを行っています。
直接話して、元気になりたい!克服したい!と思ってくださった方はボイスマルシェのカウンセラーページよりお越しください。匿名でご相談いただけます。
日程が合わない方はカウンセラーページよりリクエストを出してくださればできる限り調節いたします。
過去のこと・思い当たる原因・出来事も深く関わっている場合も多く、話して楽になることで気持ちを切り替えて行動できる方も多いです。
また、「こうしたら良い」という内容が一人ひとり状況によって違うところが、克服を難しく感じるところだと思います。
病名がなくても、お子さんのことでも良いです。自由にお話いただけます。
あなたの生活やこれまでの体験を伺うことができれば、より具体的なアドバイスができますので、一緒に改善の道を見つけましょう。
一人でも多くの方が元気になることを心から願っています。
元気になったら、皆さんが是非、次に苦しんでいる人を元気にしてあげてください。