私が「パニック障害」だった頃

近年は、著名人が「パニック障害(パニック症)」であることをテレビなどで告白することが増え、悩まれている方は「私だけではなかった…!」と少しホッとした経験があるのではないでしょうか。
ここでは「私が重度のパニック障害だった頃」を思い出しながら記載していきたいと思います。
同じように苦しむ方の参考になれば幸いです。

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1 「パニック障害」とは
2 病とは無縁なほど治癒しています
3 克服できることを忘れないで

「パニック障害(パニック症)」とは

短くまとめているものをインターネットで調べてみると、

「予期しないパニック発作が繰り返し起こり、1か月以上にわたりパニック発作について心配したり、行動を変えているという特徴を持つ不安障害に分類される精神障害」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』(2019年8月現在の内容)

と記載されています。

ある日突然、呼吸困難などの発作が起こり、その発作が出た場所や状況と結びついて、学校や会社に行けなくなったり、乗り物に乗れなくなったりします。
私の場合は、特定の時間帯に外に出られない時期もありました。

病とは無縁なほど治癒しています

不安な方の為に何度も前置きしておきますが、私は「重度のパニック障害」から、現在は「心の病と全く無縁の状態まで治癒」しています。

体質そのものが変わり、人生が変わり、「予期不安」「うつ」などの不調もなく、ポジティブ・アクティブなタイプに分類されることが多いです。
もちろん生まれ持った環境や性格も含まれますが、それくらい大きく「変われる可能性がある」ことを、読んでくださっているあなたにもお伝えしたいです。

治癒してから月日が経ち、その後は全く「パニック障害」だった頃を思い出しませんでした。
しかし、子どもの成長と共に子育ての活動を行うようになり、沢山の方からご相談をいただくようになったとき、苦しんでいた過去の自分と重なるような状況の方も多いことに気がつきました。

「病名」は違っても、原因に関わることが見えてきたり、「病名」はないけれど、心配な状態の方も沢山います。

残念ながら、現代の子どもたちにも、心配な状態が見られることが多くなっています。
身近な大人が子どもたちの様子・表情をよく観察して、不安な状態を取り除いてくれることを心から願っています。

「克服できる」ことを忘れないで

私自身、人生の半分は苦しい時期だったので、「悩んでいる人の力になりたい」と思ったときに、「自分の体験を活かすことで改善できる人が一人でもいるかもしれない」と、これまでの体験を公開することにしました。

あまり良い体験ではないので、積極的に読んで欲しいものではありません。
しかし、「自分だけじゃなかった!」と安心してくださる方も沢山いるのも事実です。

そして、私の体験を読むことで不安にならないように、何度も書きますが「克服できる」ことを忘れないでください。

同じような症状がある方が「パニック障害(パニック症)」「病気」とは限りませんが、「心が疲れている/体のバランスが崩れているサイン」かもしれません。
気になることがある方は、周りの人に話を聞いてもらったり、医療機関や専門家に相談しましょう。

※匿名電話カウンセリング『ボイスマルシェ』及び当方は、医療機関ではございません。治療やお薬の是非、病状・病名判断等はこちらで行うことはできませんのでご了承ください。 健康保険も適応外です。
※「パニック障害」と当時の病名で記載していますが、現在は「パニック症」と変更されています。(DSM-5精神疾患の診断・統計マニュアル診断基準)


 

「パニック障害(パニック症)」に限らず、生きづらさを抱える方のカウンセリングを行っています。
直接話して、元気になりたい!克服したい!と思ってくださった方はボイスマルシェのカウンセラーページよりお越しください。匿名でご相談いただけます。

日程が合わない方はカウンセラーページよりリクエストを出してくださればできる限り調節いたします。
過去のこと・思い当たる原因・出来事も深く関わっている場合も多く、話して楽になることで気持ちを切り替えて行動できる方も多いです。

また、「こうしたら良い」という内容が一人ひとり状況によって違うところが、克服を難しく感じるところだと思います。
病名がなくても、お子さんのことでも良いです。自由にお話いただけます。
あなたの生活やこれまでの体験を伺うことができれば、より具体的なアドバイスができますので、一緒に改善の道を見つけましょう。

一人でも多くの方が元気になることを心から願っています。
元気になったら、皆さんが是非、次に苦しんでいる人を元気にしてあげてください。